日傘は肌にどんな影響がある?メリットやおすすめ日傘をご紹介

日差しが強い時期になると、紫外線が気になる方も多いのではないでしょうか。紫外線は浴びすぎると、肌トラブルの原因になるともいわれており、気にしている方も多いと思います。日傘は、どんな肌質の方でも手軽に行える日焼け対策として人気があります。しかし、日傘ならどれでも良いというわけではなく、機能性に注目してみましょう。本記事では、日傘が肌に良いといわれている理由や日傘のメリット、使う時期、おすすめの日傘などをご紹介します。
日傘が肌に好影響な理由
日傘が肌にとって良いといわれている理由には、以下が挙げられます。
紫外線をカットしてくれる
日傘は、浴びすぎると肌に悪影響を与える紫外線をカットしてくれます。紫外線は、大きく分けてUVA波とUVB波に分けられます。
・UVA波(紫外線A波)
紫外線A波は波長が長く、肌の内部まで浸透するといわれている波長です。真皮層にまで達するので、コラーゲンなどの組織を破壊したり、変性したりし、肌にダメージを与えるとされています。このため、シワやたるみなどの原因にもなるといわれています。A波は1年中降り注ぐため、1年を通して対策が必要です。
・UVB波(紫外線B波)
紫外線B波は、日焼けの原因になるとされている波長です。屋外での主な日焼けの原因はこのUVB波といわれています。UVB波はUVA波よりも波長が短く、強いエネルギーを持っているとされています。肌の表面にダメージを与えるため、シミや乾燥の原因となるといわれています。B波は特に6~9月の夏季に多くなるため、この時期の対策が必要です。
いずれの紫外線も、肌トラブルの原因になるとされています。日傘はこうした紫外線を遮蔽(カット)してくれるため、肌に良いとされているのです。
手軽に対策ができる
紫外線などから肌を守るためには、日焼け止めなどの対策が有効とされています。日焼け止めを塗ることは紫外線対策として有効ですが、肌に負担がかかったり、塗れない部分には効果がなかったりします。日傘であれば、さすだけで頭部はもちろん体の大部分をカバーできるので、しっかり紫外線対策をしたい方は、併用することをおすすめします。
肌に好影響な日傘の選び方
特に肌に好影響な日傘を選びたいなら、UV遮蔽率や遮光率をチェックしましょう。
UV(紫外線)遮蔽率
UV遮蔽率は、紫外線をカットできる割合のことを指します。割合が多ければ多いほど紫外線をカットしてくれます。紫外線をできるだけカットしたいなら、UV(紫外線)遮蔽率が高いものをチェックしましょう。
注意したいのは、「UV遮蔽率」と光を遮断する「遮光率」は違うということです。UV遮蔽は光を遮断する機能ではないため、光が透ける日傘もあります。このため、紫外線と共に眩しさも遮断したい場合は、次でご紹介する「遮光率」が高いものを選びましょう。
遮光率
遮光率は、光をどれだけ通さないかという割合のことです。光を通さないため、眩しさを軽減できます。特に日差しの強い時期は、遮光率の高い日傘を選ぶのがおすすめです。遮光率は以下のように分類されており、1級がもっとも光を遮ってくれます。
・1級:遮光率99.99%以上
・2級:遮光率99.80%以上~99.99%未満
・3級:遮光率99.40%~99.80%未満
遮熱効果
暑さも軽減したいなら、遮熱効果がある日傘がおすすめです。遮熱効果は、光を反射させて温度の上昇を防いでくれる効果のことです。遮熱効果があれば、暑い時期でも快適に過ごせるでしょう。
日傘はいつからいつまで使うのがおすすめ?
肌トラブルを防ぐため、紫外線をカットしたいなら、日傘は1年中使うのがおすすめです。「日差しが強い」「紫外線が多い」といえば夏のイメージがあります。たしかに、紫外線量は冬にかけて少なくなりますが、紫外線自体は1年中降り注いでいます。このため、「夏になったら日傘を使えばいい」と思って油断していたら、春先に日焼けしてしまったという事態にもなりかねません。春先は薄着になり肌の露出が増えますが、日焼け対策を忘れることが多いので、うっかり日焼けしてしまう人が多くなってしまうのです。
紫外線量は4月頃から徐々に増え始め、8月頃にピークを迎えるとされています。9月以降は徐々に減少しますが、ゼロにはなりません。冬は紫外線量が少なめですが、少量の紫外線を日々浴びていると、日焼けにつながってしまいます。特にUVA波は1年中降り注いでいるので、どの季節でも対策が必要です。
曇りの日でも油断しないようにしよう
曇りの日は日差しが強くないため、つい日焼け対策を怠ってしまうこともあるでしょう。しかし、曇りの日でも紫外線がゼロになるわけではありません。気象庁のデータによると、空のほぼ全部を雲が覆っていても、薄曇りだと快晴時の約8~9割の紫外線量となるとされています。通常の曇りの場合は、快晴時の約6割、雨が降っている場合は約3割まで減るといわれています。雲の状態によっては、雲が多くても日差しが強ければ、快晴の場合よりも紫外線量が多い場合もあります。このため、曇りの日でもしっかり紫外線対策を行いましょう。
出典:気象庁「雲と紫外線」https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-73uvindex_mini.html
おすすめ日傘10選
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日傘を選ぶなら何色?
最近、日傘にはさまざまなデザインやカラーのものが登場しています。基本的に、白色のような明るい色ほど紫外線を通しやすく、黒のような暗い色ほど通りにくいといわれています。これは、白色は光線を反射しますが、黒色は光線を吸収するためです。そのため、一般的には黒色の方が紫外線カット率は高いといわれています。
白と黒の違いは?
白と黒の違いには以下が挙げられます。
・白色
光線を反射するので、表面の温度上昇が緩やかです。
・黒色
光線を吸収するので、紫外線カット率が高めです。
ただし、しっかりした遮光生地が使われた日傘なら、白色でも黒色でも効果は変わりません。大事なのは、どんな生地が使われているか、ということなのでしっかりチェックしましょう。
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ここでは、おすすめの白と黒の日傘を20個ご紹介します。
涼しい日傘を見つけよう!おすすめ遮光機能付き日傘もご紹介

日傘を差すと涼しい感じがしませんか?それは日傘が持っている遮光機能や遮熱機能のおかげなのです。涼しさを感じたいのであれば、遮光機能や遮熱機能が搭載されている日傘を選ぶのがおすすめです。さらに、紫外線をカットできるUV遮蔽機能などがあれば、日焼け防止にも役立ちます。本記事では、涼しく感じられる日傘の機能やおすすめの遮光機能付きの日傘をご紹介します。
涼しい日傘とはどんなもの?
日傘を選ぶ方の中には、暑さ対策をしたい方も多いのではないでしょうか。そのため、日傘を差した時に涼しく感じられるものを選びたいですよね。涼しいと感じられる日傘を選びたい場合は、以下の機能に注目してみましょう。
遮光率
涼しく感じられるかどうかは、いかに太陽の光を通さないかが重要とされています。遮光に優れた日傘であれば、日傘を差していない時と比べて約1~1.5℃温度が下がるものがあります。さらに涼しさを重視したいなら、できる限り上半身全体をカバーしてくれるものがおすすめです。丸みを帯びた大きめのパラソルなら、顔や体をしっかりカバーしてくれるので、太陽光に当たる面積が少なくなるでしょう。
遮熱効果
遮熱効果は、熱を遮る割合を指します。遮熱効果は厳格な検査項目をクリアしないと表記できないため、その日傘は熱をカットする能力も高いといえます。光を反射させることで温度の上昇を防ぎ、涼しく利用できます。
UV遮蔽率もチェックしよう
暑さ対策を考えている人は、同時に日焼け対策を考えている人も多いのではないでしょうか。UV遮蔽率は、数値が高いほど紫外線を通しにくいとされています。
利便性も確認しよう
毎日持ち歩くなら利便性も大切です。たとえば、折りたたみ傘であれば自動開閉機能が付いたものがおすすめです。傘をたたむ際に、手で折りたたまなくても、ワンタッチで傘をたためます。また、開く時にはボタンを押すだけで開くことができます。自動開閉機能が搭載された折りたたみ傘には、「逆戻り防止機能付き安全式」という機能が搭載されており、誤って持ち手が戻ることを防いでくれます。この機能があれば手が挟まるのを防げるので安心です。
遮光と遮熱の違い
遮光は太陽光を遮り、遮熱は熱をこもらないようにしてくれるため、涼しく感じられるとされています。
遮光率
遮光率は、直射日光を遮る割合を表しています。遮光率は、以下のような等級に分けられます。
・1級:遮光率99.99%以上
・2級:遮光率99.80%以上~99.99%未満
・3級:遮光率99.40%~99.80%未満
1級ほど光を通しません。
遮熱効果
遮熱効果がある生地は、光を反射させることで温度の上昇を防いでくれます。涼しく感じられるので、暑さ対策を重視する人は遮熱効果もチェックしましょう。遮熱効果のある日傘を差せば、体感温度が数℃下がるとされています。
また、暑さを感じにくければ、汗をかきにくくなります。汗じみがついた服は印象が悪く、恥ずかしいと感じる人も多いのではないでしょうか。暑いのが苦手な方にとっては、体感温度を下げてくれる日傘は、暑い日の味方になってくれるでしょう。
遮光率と遮熱効果がある日傘のメリット
涼しく感じられる日傘には、以下のようなメリットが挙げられます。
体感温度を下げてくれる
遮熱効果のある日傘を差すことで、体感温度が数℃下がるといわれています。そのため、気温の高い日でも涼しく過ごすことができるでしょう。
また、日傘は男性にもおすすめです。一般的に、男性は女性よりも筋肉量が多いため、熱を作りやすく、体温も高いといわれています。そのため、暑いのが苦手な男性にとって涼しく感じられる日傘はおすすめです。
日差しから身を守ってくれる
遮光性のある日傘をさせば、肌や頭が日差しに直接当たらなくなります。そのため、日差しからくるダメージを防げるでしょう。特にUV遮蔽率がある日傘なら、紫外線もカットしてくれます。紫外線に長い時間頭皮や肌がさらされると、ダメージが残ってしまい、それが薄毛やシミなどの原因といわれています。さらに、過度な日焼けは皮膚がんなどの病気になる可能性が考えられるので、日傘などによる対策がおすすめです。
仕事にも役立つ
暑い日でも、屋外で仕事をしなくてはいけないこともあるでしょう。気温が高い中で活動を行うと、体力の消耗が激しいため、熱中症になる危険性もあります。遮光率・遮熱効果・UV遮蔽率のある日傘を利用すれば、紫外線を防ぎ、体感温度を下げてくれます。
さらに、涼しく感じることで汗をかきにくくなるでしょう。汗じみがついた服は印象が悪く、仕事にも影響が出てしまう可能性があります。また、晴雨兼用傘なら、突然の雨が降ってきた時にも安心です。スリムなタイプならバッグにも入れやすいので、持ち歩きやすいでしょう。
遮光機能付きの涼しい日傘15選
ここでは遮光機能が付いた日傘をご紹介します。