日焼け対策の完全ガイド!紫外線予防におすすめグッズも紹介

1年を通して降り注ぐ紫外線は、私たちの肌に大きなダメージを与えているといわれています。この紫外線が、シワやたるみ、乾燥など、肌の老化を早める原因の1つとされています。特に力を入れて対策したいのが、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成です。本記事では、紫外線から肌を守るための基礎知識から、日常生活での対策、そしておすすめの日傘をご紹介します。
紫外線ってなに?知っておくべき紫外線の種類と怖い影響
ここでは、紫外線の種類と影響についてご紹介します。
太陽から降り注ぐ紫外線UVAとUVB
太陽の光には、私たちを明るく照らしてくれる可視光線の他にも、さまざまな種類の光が含まれています。その中でも、特に肌に影響を与えるのが「紫外線」です。紫外線は、波長の長さによってUVA、UVB、UVCに分けられますが、地上に届くのは主にUVAとUVBです。
・UVA(紫外線A波)
長波長の紫外線で、雲や窓ガラスも透過するため、1年を通して降り注いでいる波長です。肌の奥深くまで届き、シワやたるみ、黄ぐすみなどの肌の老化を促進する原因といわれています。また、日焼けによるメラニン色素の生成にも深く関わっているとされます。
・UVB(紫外線B波)
中波長の紫外線で、UVAに比べてエネルギーが強く、主に春から夏にかけて強く降り注ぐとされています。肌の表面に影響を与え、日焼けや炎症を引き起こすといわれています。
シミ、シワ、たるみなど紫外線が肌に与えるダメージ
UVAは真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンの分解を促進する原因といわれている波長です。これにより、シワやたるみが生じやすくなるとされています。また、メラニン生成を促進し、シミやそばかすの原因となるといわれています。
UVBは表皮に作用し、日焼けを引き起こすとされています。急性の炎症反応である日焼けは、長期的には皮膚の老化につながる可能性があるとされる波長です。さらに、紫外線は活性酸素の生成を促進し、肌の酸化ストレスを高め、複合的な作用により、肌のハリや弾力が失われ、早期老化が進行するとされているのです。
皮膚がんのリスクも?紫外線対策の重要性
紫外線への過度の曝露は、皮膚がんのリスクを高めるとされています。特にUVBは、皮膚細胞のDNAに直接的なダメージを与え、遺伝子変異を引き起こす可能性があるといわれる波長です。これが皮膚がんの主な原因となります。
また、UVAも間接的に DNA損傷を引き起こし、皮膚がんのリスクを高めるといわれています。このため、日常的な紫外線対策が重要です。日焼け止めの使用、帽子や日傘の活用、日中の外出を控えるなど、総合的な対策を心がけましょう。定期的な皮膚チェックも、早期発見・早期治療につながります。
日焼け止めだけじゃダメ!日傘やストールで徹底紫外線対策
日焼け止めは紫外線対策の基本ですが、これだけでは十分とはいえません。特に、顔や首など、日焼け止めが塗りムラになりやすい部分や、日焼け止めを塗るのが難しい部分には、日傘やストールといったアイテムが効果的です。ここでは、それぞれのアイテムのメリットや効果的な使い方をご紹介します。
日傘を使うメリット
日傘は、広い範囲を効果的に紫外線から守ってくれる優れたアイテムです。UVカット率の高い日傘は、直射日光を99%以上遮断してくれます。顔や首、デコルテなど、日焼けしやすい部位を一度に保護できるのが大きなメリットです。
また、日焼け止めと異なり、塗り直しの必要がないため、長時間の外出でも安定した効果がえられます。さらに、遮熱効果のある日傘は、涼しく過ごせるため熱中症対策としても効果的です。デザイン性も高く、ファッションアイテムとしても楽しめるのも魅力です。
スカーフ・薄手のストールを使うメリット
スカーフや薄手のストールは、軽量で携帯性に優れた紫外線対策アイテムです。首や肩、胸元など、日焼けしやすい部位を簡単にカバーできます。
また、風で飛ばされにくいため、屋外活動のときも安心して使用できます。ファッション性も高く、コーディネートのアクセントとしても活用できるのが魅力です。さらに、冷房対策や防寒具としても使えるなど、多機能性も兼ね備えています。季節を問わず使用できる点も大きなメリットです。
効果的な日傘やストールの使い方
日傘は、太陽の位置に合わせて角度を調整することが重要です。特に朝夕は太陽が低い位置にあるため、傘を傾けて使用すると効果的です。また、UVカット率の高い製品を選び、できるだけ大きめのサイズを使用すると、より広い範囲を保護できます。
ストールは、首や肩を覆うだけでなく、頭にかぶったり、腕に巻いたりと、さまざまな使い方ができます。薄手の素材を選ぶことで、暑い季節でも快適に使用できます。両アイテムとも、日焼け止めと併用することで、さらに効果的な紫外線対策が可能になるでしょう。
日傘の選び方
日傘を選ぶ際は、紫外線対策の効果、使いやすさ、デザインなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。自分のライフスタイルや好みに合った日傘を選ぶことで、より効果的に紫外線から肌を守りつつ、快適に使用できます。以下の各項目を参考に、自分に最適な日傘を見つけてください。
日傘の種類
日傘は、大きく分けて「長傘」と「折りたたみ傘」の2種類があります。それぞれに特徴があり、使い分けをすることで、より効果的な紫外線対策が可能です。
長傘は大きなサイズで広い範囲を覆うことができるため、効果的に日陰を作り出せます。また、長傘は晴雨兼用のものが多くあり、突然の雨にも対応できる利点があります。一方で、持ち運びには多少の不便さがあるでしょう。
折りたたみ傘は、コンパクトで持ち運びやすいのが最大の利点です。バッグに入れて気軽に持ち歩けるため、急な外出ときにも便利です。ただし、長傘に比べてサイズが小さいものが多く、カバーできる範囲が限られます。用途や使用頻度に応じて、適切なタイプを選びましょう。
紫外線遮蔽率(UVカット率)
紫外線遮蔽率、またはUVカット率は、日傘が紫外線A波(UVA)とB波(UVB)をどれだけカットできるかを数値で表したものです。この数値が高いほど、より効果的に紫外線をブロックできます。
一般的に、UVカット率99%以上のものが高性能とされ、おすすめです。
日傘選びの際は、この紫外線遮蔽率を重要な判断基準の1つとしてください。
遮光率
遮光率は、日傘の生地がどれだけ光を遮断できるかを表す指標です。1級から3級までの等級があり、級が高いほど遮光率が高くなります。具体的には、以下の通りです。
・1級:遮光率99.99%以上
・2級:遮光率99.80%以上~99.99%未満
・3級:遮光率99.40%~99.80%未満
高い遮光率の日傘は、強い日差しをより効果的にカットし、快適な日陰を作り出します。
遮熱効果
遮熱効果は、日傘の生地がどれだけ熱を遮断できるかを表す指標です。高い遮熱効果を持つ日傘は、太陽光による熱を効果的にブロックし、傘の下の温度上昇を抑えます。これは特に夏場の使用のときに重要で、熱中症予防にも役立つでしょう。
遮熱効果は、特殊なコーティングや素材の使用によって高められます。たとえば、遮熱コーティングを施した生地や、熱反射率の高い素材を使用した日傘は、より高い遮熱効果を発揮します。ただし、遮熱効果が高いほど価格も上がる傾向があるため、使用頻度や環境に応じて選択することが重要です。
重さ
特に長時間使用する場合や頻繁に持ち歩く場合、日傘の重さは重要な要素となるでしょう。軽量な日傘は、腕の疲労を軽減し、長時間の使用でも快適さを保てます。特に折りたたみ傘を選ぶ際は、重さを重要な選択基準の1つとして考慮することをおすすめします。
一般的に、200g以下の折りたたみ傘は軽量とされ、持ち運びに適しています。ただし、軽量化と強度はトレードオフの関係にあることが多いため、耐久性とのバランスも考慮しましょう。また、長傘の場合は400g以下を目安に選ぶと、使いやすさが向上します。
サイズ
日傘のサイズは、使用者の身長や体型に合わせて選ぶことが重要です。適切なサイズの日傘は、効果的に日陰を作り出し、快適な使用感を提供します。一般的に、日傘の親骨サイズは50~60cmのものが多く、平均的な体格の人に適しています。
身長が高い方や、より広い範囲をカバーしたい場合は、60cm以上の大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。一方、小柄な方や子供用には、45cm程度の小さめサイズが適しています。また、折りたたみ傘の場合は、収納のときのサイズも考慮し、バッグやポケットに収まるサイズを選ぶことも大切です。
機能
日傘の機能性は、使いやすさと便利さを大きく左右します。自動開閉機能は、片手で素早く傘を開閉できるため、荷物を持っているときや急な天候の変化に対応する際に便利です。軽量設計は、長時間の使用や持ち運びの負担を軽減します。晴雨兼用の機能は、突然の雨にも対応でき、1本で多様な天候に対応できる利点があります。
また、UV遮蔽や遮熱効果を高める特殊コーティングや、風に強い構造、グリップの滑り止めなども、使用感を向上させる重要な機能です。自分のライフスタイルや使用シーンに合わせて、必要な機能を備えた日傘を選びましょう。
デザイン
日傘のデザインは、実用性だけでなく、ファッションアイテムとしての役割も果たします。好みの色や柄を選ぶことで、外出時の楽しみが増し、使用頻度も高まります。シンプルな無地タイプはさまざまなファッションに合わせやすく、汎用性が高いでしょう。
一方、花柄やストライプなどのデザイン性の高いものは、コーディネートのアクセントとして活用できます。また、日傘の持ち手のデザインや素材も重要で、長時間使用する際の握りやすさや見た目の美しさに影響します。さらに、収納ときのデザインも考慮し、バッグとの相性や収納のしやすさも確認するのがおすすめです。
迷ったらこれ!おすすめの日傘ブランド
ここでは、機能性とデザイン性を兼ね備えた、おすすめのブランドをご紹介します。
POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)
POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)は、アメリカンクラシックスタイルで知られる高級ブランドです。同ブランドの日傘は、上質な素材と洗練されたデザインが特徴です。特に、ブランドのアイコンであるポロプレイヤーのロゴ入り日傘は、シンプルながら上品な印象を与えます。UVカット率も高く、機能性も十分です。折りたたみタイプから長傘まで幅広いラインナップがあり、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで幅広く使えます。価格帯は比較的高めですが、耐久性に優れ、長く愛用できる点が魅力です。クラシックでエレガントなスタイルを好む方におすすめのブランドです。
PAUL&JOE ACCESSOIRES(ポールアンドジョー アクセソワ)
PAUL&JOE ACCESSOIRE(ポールアンドジョー アクセソワ)は、ポール & ジョーデザイナーであるSophieが手掛けるブランドです。かわいらしさと洗練さを兼ね備えたデザインが特徴です。特に、花柄や猫柄などのプリント柄が人気で、ファッションのアクセントとしても活躍します。UVカット率も高く、晴雨兼用タイプも多いため実用性も十分です。折りたたみタイプが充実しており、バッグに入れて持ち歩きやすいのも魅力です。価格帯は中~高価格帯ですが、デザイン性の高さから愛用者も多いです。フェミニンなスタイルを好む方や、日傘をファッションアイテムとして楽しみたい方におすすめです。
estaa(エスタ)
estaa(エスタ)は、ムーンバット株式会社のブランドです。高い遮光率とUVカット率を誇る機能性と、シンプルなデザインが特徴です。UVカット率や遮熱効果も高く、機能性も十分です。特に、軽量設計の製品が多く、長時間の使用でも疲れにくいのが魅力です。また、晴雨兼用タイプが多いのも特徴で、急な天候の変化にも対応できます。価格帯は比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスに優れています。シンプルなデザインを好む方や、軽量で使いやすい日傘を探している方におすすめのブランドです。
HANWAY(ハンウェイ)
HANWAY(ハンウェイ)は、高品質な日傘で知られる日本のブランドです。京都の老舗であるムーンバット株式会社のオリジナルブランドです。デザインはシンプルで上品なものが多く、ビジネスシーンでも使いやすいのが魅力です。また、軽量設計にもこだわっており、長時間の使用でも疲れにくいです。価格帯は中~高価格帯ですが、その性能の高さから多くのリピーターがいます。機能性重視の方や、ビジネスシーンでも使える日傘を探している方におすすめのブランドです。
LANVIN en Bleu(ランバン オン ブルー)
LANVIN en Bleu(ランバン オン ブルー)は、フランスの老舗ファッションブランド「LANVIN」の日本向けセカンドラインです。同ブランドの日傘は、エレガントでモダンなデザインが特徴です。特に、ブランドのアイコンであるグログランリボンをあしらったデザインが人気です。UVカット率も高く、晴雨兼用タイプも多いため実用性も十分です。折りたたみタイプから長傘まで幅広いラインナップがあり、さまざまなシーンに対応できます。価格帯は中~高価格帯ですが、ブランドの知名度や品質の高さから、贈り物としても人気があります。上品でスタイリッシュなデザインを好む方や、ブランド志向の強い方におすすめのブランドです。
FURLA (フルラ)
FURLA (フルラ)は、イタリアの人気バッグブランドとして知られていますが、日傘も高品質で人気があります。同ブランドの日傘は、イタリアンデザインの洗練された美しさが特徴です。UVカット率も高く、晴雨兼用タイプも多いため実用性も十分です。折りたたみタイプが充実しており、バッグに入れて持ち歩きやすいのも魅力です。カラーバリエーションも豊富で、ファッションに合わせて選べます。価格帯は中~高価格帯ですが、デザイン性の高さと品質のよさから、長く愛用できる点が魅力です。エレガントでモダンなスタイルを好む方におすすめのブランドです。
Gracy (グレイシー)
Gracy(グレイシー)はムーンバット株式会社の日傘ブランドです。デザインはシンプルでエレガントなものが多く、幅広い年代の方に支持されています。また、軽量設計にもこだわっており、使いやすさも抜群です。価格帯は中価格帯で、その性能の高さを考えるとコストパフォーマンスに優れています。機能性と使いやすさを重視する方や、上品なデザインを好む方におすすめのブランドです。
日焼け対策におすすめの日傘10選
ここでは、おすすめの日傘を10個ご紹介します。
美白を目指すなら日傘がおすすめ!その理由やおすすめ日傘をご紹介

日傘はさすだけで簡単に紫外線対策ができるため、美白を目指す人も注目されているアイテムです。ただし、日傘ならどんな商品でもいいわけでなく、機能性に注目する必要があります。では、美白を目指すにはどんな日傘を使えばいいのでしょうか。本記事では、美白を目指す人向けに、日傘がおすすめの理由やチェックしたい機能、おすすめの日傘などをご紹介します。
美白のために日傘がおすすめの理由
では、なぜ美白のために日傘がおすすめなのでしょうか。美白のために日傘がおすすめである大きな理由の一つは、紫外線を遮蔽できることです。紫外線は浴び過ぎると、肌トラブルの原因になるとされています。紫外線による肌の老化現象は「光老化」と呼ばれており、自然な老化よりもさらに老けた印象になりやすいといわれています。
紫外線が肌に与える影響
紫外線は大きく3つに分類され、そのうち地上に届くのは2つといわれています。これがUVAとUVBで、それぞれ肌にさまざまな影響を与えるとされます。
・UVA
波長が長く、肌の深いところまで届きダメージを与えるとされます。肌を黒くする、シワ、たるみ、そばかすなどの原因になるといわれる波長です。厚い雲や窓ガラスも透過し、1年中降り注いでいます。冬は夏に比べてやや減少するものの、肌に影響を与えるため、1年中対策が必要です。
・UVB
波長が短く、肌の浅い部分にダメージを与えるとされます。肌表面の炎症、赤み、ほてり、シミ、くすみなどを引き起こす原因といわれています。エネルギーが強く、日焼けすると肌が褐色になるとされます。主に夏季に増えるため、その時期はしっかりとした対策が必要です。
UVAはUVBのように急激に変化させませんが、肌の奥にはダメージがあり、ゆっくりと症状が進行していきます。そのため、日差しが強くない時期でも、しっかりとした対策が必要なのです。
手軽に対策ができる
日傘は、手軽に紫外線対策ができるのも大きなメリットです。さすだけなので、日焼け止めのように塗り直したり、塗り忘れたりする心配がありません。また、肌が弱く日焼け止めが塗れないという方にも、日傘は活躍してくれるでしょう。
さらに、日傘は頭皮など、日焼け止めを塗れない部分の紫外線対策もできます。紫外線は頭皮にも影響を及ぼすとされており、長期間紫外線を帯び続けると、薄毛や抜け毛の原因にもなるといわれています。こうしたトラブルを防ぐためにも、日傘による対策は有効といえます。
男性も取り入れやすい
日傘による紫外線対策は、男性も取り入れやすいのが特徴です。肌トラブルに悩んでいるのは、女性だけではありません。近年では、美白など美容に力を入れている男性も多いため、簡単に取り入れられる日傘が注目されています。さらに、美容面でなく皮膚がんの予防や熱によるストレスの軽減など、健康面でのリスク低減も注目されています。
「日焼け止めなどの化粧品を取り入れるのはまたハードルが高い」と思っている男性でも、日傘なら気軽に取り入れられます。そのため、男性も日傘による対策がおすすめといえるでしょう。
日傘はいつからいつまで使うもの?
美白のために紫外線をカットしているのであれば、1年中使用することをおすすめします。「紫外線が多い」といえば夏のイメージがありますが、実は肌に影響を与えるだけの紫外線は1年中降り注いでいるのです。たしかに、紫外線量は春ごろから増え始め8月頃にピークを迎えるといわれています。秋から徐々に減少しますが、ゼロには決してなりません。冬は紫外線量が少なめでも、浴び続けていると、日焼けや肌トラブルの原因になってしまいます。
「夏だけ紫外線対策をすればいい」と、日差しが強い時期だけ日傘を使っていると、思わぬ時期に日焼けをしてしまう可能性があります。特に冬場は日焼け止めを忘れてしまうことも多いため、紫外線が直接肌に降り注いでしまいます。そのため、美白を重視するなら、1年中日傘を使用することをおすすめします。
美白のための日傘でチェックしたい機能
日傘にはさまざまな機能が搭載されていますが、ここでは美白のために特にチェックしたい機能についてご紹介します。
UV(紫外線)遮蔽率
UV(紫外線)遮蔽率とは、紫外線をどれだけ遮るかを表している数値です。数値が高いものほど、紫外線を遮ってくれることになります。生地を透過する紫外線をカットし、肌に直接作用するのを防いでくれます。美白を中心に考えている方は、UV遮蔽率の有無や数値に注目してみましょう。基本的に、UV(紫外線)遮蔽加工が施されている生地であれば、生地の色は関係ありません。しっかりと加工が施されていれば、淡い色でも紫外線をカットできますので、好きなデザインのものを選びましょう。
遮光率
遮光率は、光を遮る度合いを表した数値です。等級が定められており、1級が最も光を遮ります。「できるだけ日差しをカットしたい」「眩しさを軽減したい」という方は、遮光率が高いものを選びましょう。
数値例
・1級:遮光率99.99%以上
・2級:遮光率99.80%以上~99.99%未満
・3級:遮光率99.40%~99.80%未満
遮熱効果
遮熱効果は、光を反射させて温度の上昇を防ぐ効果です。遮熱加工が施されていれば、傘をさすだけで体感温度を下げることができるでしょう。環境省が行った「日傘無料貸出イベント」による暑さ指数(WBGT)測定では、日差しが直接当たる日向に比べて1~3℃の低減効果があったとされています。
また、平成23年度に行なわれた「ヒートアイランド現象に対する適応策の効果調査」でも、上着を着た時と比べて上着を着ないケースによる熱ストレスは約11%低減、日傘を併用すれば約20%低減できるとしています。このことから、熱ストレスの観点からも、日傘を活用した方が良いことが分かります。
参照:環境省「日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気をつけて!~」
https://www.env.go.jp/press/106813.html
サイズや重さ
美白のためには、紫外線を日常的にカットすることが重要です。そのために、毎日持ち歩いてもストレスにならないようなサイズや重さの日傘を選ぶことをおすすめします。日傘は大きく分けると、折りたたみ傘と長傘に分けられます。
・折りたたみ傘
カバンに入れて持ち歩きたいなら、折りたたみ傘がおすすめです。バスや電車などの公共交通機関を使う方、建物によく出入りする方などは、カバンに入れられる折りたたみ傘ならじゃまになりにくいでしょう。折りたたみ傘の平均的な重さは約250g前後とされており、持ち歩いても負担にならないものが多いです。購入時には、普段持ち歩くカバンに問題なく入るサイズかどうかを確認しましょう。
・長傘
体全体をしっかりカバーしたいなら、長傘がおすすめです。長傘は折りたたみ傘に比べてサイズが大きいものが多いため、体全体を日差しから守ってくれます。
また、日傘の重さはサイズだけでなく、傘の骨組みによっても変わります。傘の骨の本数が多いほど重くなりますが、その分強度は高まります。
機能性
日常的に使う日傘は、ストレスがないことも重要です。そのため、使いやすさに関わる以下の機能もチェックしてみましょう。
簡単開閉機能
簡単開閉機能は、主に折りたたみ傘に搭載される機能です。傘をたたむ際に、1本1本手で骨を折ってたたむのではなく、ワンタッチで骨が折れたり開いたりします。「折りたたみ傘はしまうのが面倒」という方は、簡単開閉機能が搭載されているかチェックしてみましょう。
耐風機能
耐風機能は、風にどれだけ強いかを表す機能です。耐風機能が付いている傘は、風を受けて逆さになっても元通りになる構造となっています。ただし、台風機能があるものは重くなる傾向にあるので、重さもチェックしましょう。
晴雨兼用
晴れの時は日傘、雨の時は雨傘として使用できる傘です。日傘に防水加工が施されたものが多いです。突然の雨にも対応できるので、傘を2本持たなくても良いのが魅力です。ただし、晴雨兼用傘は普通の雨傘と比較すると、強い雨や長時間の雨の際に使用することを推奨されていません。このため、天気予報などで1日雨と分かっている日は雨傘、晴れか雨かどっちか分からない微妙な天気の日には晴雨兼用傘と使い分けるのがおすすめです。
デザイン
毎日持ち歩くなら、デザインもチェックしておきたい項目の一つです。近年では、機能性に優れた日傘も増えてきており、デザインも豊富です。女性らしいフェミニンなものから、使いやすいシンプルなもの、ビジネスシーンでも使えるものなど、さまざまなデザインがあるので、好きなものを選びましょう。
また、柄やカラーだけでなく、素材によっても印象が異なります。ポリエステルのほか、綿や麻などの素材が使われているものもあります。デザインにもこだわりたいという方は、素材にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
美白を目指す人におすすめの日傘10選
ここでは、美白を目指す人に特におすすめの日傘をご紹介します。
【2024年4月】日傘のおすすめランキング!選び方もご紹介

日傘は、日差しや紫外線、暑さから身を守ってくれるアイテムとして、老若男女問わず人気があります。しかし、種類が多いため、どう選んでいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。日常的に使うのであれば、機能性はもちろん、デザイン性にも優れているものを選びたいですよね。本記事では、日傘がおすすめの理由や自分に合った日傘の選び方、おすすめ日傘などをご紹介します。
こんなに便利!日傘がおすすめの理由
日傘はすっかり定番アイテムとなりましたが、どのようなメリットがあるでしょうか。ここでは日傘がおすすめの理由をご紹介します。
日差しや紫外線をしっかりカットできる
日傘は、日差しや紫外線をカットしてくれるアイテムです。日傘をさすことで、紫外線が直接肌に当たらないため、日焼けを防ぐことができます。紫外線には以下の種類があります。
・UVA波(紫外線A波)
紫外線A波は波長が長いため、肌の内部まで浸透するとされています。コラーゲンなどの組織を破壊し、肌にダメージを与え、シワやたるみなどの原因になります。UVA波は1年中降り注ぐため、年間を通して対策が必要です。
・UVB波(紫外線B波)
屋外での主な日焼けの原因はこのUVB波とされています。UVB波はUVA波よりも波長が短く、肌の表面にダメージを与えるため、シミ、乾燥などの原因となります。UVB波は6~9月の夏季に特に多くなるため、この時期は重点的な対策が必要です。
こうした紫外線を防ぐためには、日焼け止めだけでなく、日傘と併用して徹底的にカットすることをおすすめします。
暑さ対策にもなる
日傘をさして陰を作ることで、体感温度の上昇を抑えられます。特に遮熱効果が施された日傘なら、光を反射してくれるため、日差しの強い日でも涼しく感じやすいでしょう。
手軽に使える
日傘は手軽に使えるのも大きな特徴です。紫外線や肌を守るには、主に日焼け止めが有効といわれています。もちろん日焼け止めも有効ですが、塗れない部分があったり、塗り忘れてしまったりすることもあるでしょう。日傘であれば、日焼け止めを塗れない頭部を含めた、体の大部分をカバーできるため、併用がおすすめです。
自分に合った日傘の選び方
日傘を選ぼうとしても、何を基準に選んだらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。ここでは、日傘を選ぶ際のポイントをご紹介します。
機能で選ぶ
日傘は生地によって快適さが大きく変わるとされています。日傘に欲しい機能としては、遮光率、UV(紫外線)遮蔽率、遮熱効果が挙げられます。
遮光率
遮光率は、どれだけ日差しを遮ってくれるかが分かる効果です。数値が大きいほど、光をしっかり遮ってくれます。
UV遮蔽率
紫外線をどれだけ遮るかの指標です。遮光率と同様に、数値が大きいほど効果が高いとされます。
遮熱効果
光を反射することで、熱がこもらず快適に過ごせる機能です。遮熱効果が施されている生地であれば、生地の色にかかわらず快適に使用できるでしょう。
デザインや軽さで選ぶ
多くの日傘は、上記で紹介した機能が搭載されているので、デザインや軽さで選ぶ方法もあります。また、毎日持ち歩くのであれば、自分が気に入ったデザインのものを選ぶのがおすすめです。持ち歩きに不安があるのであれば、軽量タイプもチェックしてみましょう。
折りたたみ傘か長傘か
折りたたみ傘は、小さく折りたためるので持ち歩きに便利です。毎日カバンなどに入れて持ち歩きたい人に適しているでしょう。購入する際には、普段持ち歩いているカバンに問題なく収納できるかチェックすることをおすすめします。一般的に、長さが15~22㎝ほどであれば、カバンに入れてもかさばりにくいサイズといえます。また、「折りたたみ傘は開閉が面倒」という方は、ワンタッチで開閉できる機能が搭載されているものがおすすめです。
長傘は、折りたたみ傘より大きめサイズのものが多いため、日差しに当たる部分を少なくしたい人にぴったりです。また、使用後に畳むのが簡単なのも、長傘のメリットです。できるだけ煩わしさをなくしたいという人にも、長傘が向いているでしょう。
晴雨兼用傘かどうか
晴雨兼用は、日差しだけでなく、雨も防いでくれるタイプです。天気によって傘を2種類持ち歩く必要がなくなり、急な雨の時でも安心です。撥水加工が施されているものであれば、水滴を落としやすいので、お手入れが簡単です。
おすすめ日傘25選
ここでは、厳選したおすすめの日傘を25個ご紹介します。