ティペットとは?選び方やおすすめ5選

ティペットとは、首から肩にかけて身につける、装飾的なアイテムです。主にシルクやウール、カシミヤ、フェイクファーなどの素材が使用されており、首元を華やかに演出することができます。本記事では、ファッションのティペットの概要や選び方、おすすめのティペット5選をご紹介します。
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ティペットとは?
「ティペット」は、首から肩にかける装飾的なアクセサリーで、通常はふさふさとした毛皮や布地で作られています。これは、主に寒い季節に首や肩を保温する目的で使用されることが多いですが、近年では毛皮以外の素材で作られたティペットも多く見られます。ティペットは、多様なデザインと素材で作られています。一般的な素材には、毛皮(リアルファーやフェイクファー)、シルク、ウール、アクリル、綿、ナイロンなどがあります。デザインは、長さや幅、フリンジの有無、装飾的な装飾品の有無などが異なります。
ティペットの装着方法
ティペットは、首から肩にかけるように装着されます。通常は前後に回して首から通すか、肩にかけて装着します。デザインや素材によっては、ボタンや留め具で留めることもあります。ティペットは、ファッションの一部として利用されることが多く、特に冬の寒い季節にコートやジャケットと合わせて着用されます。フォーマルな場面では、ドレスやイブニングガウンとの組み合わせで使用されることもあります。
マフラーなどよりも着脱が簡単な点が魅力です。また、スヌードのようにかぶらなくても良いため、髪型やメイクが崩れにくくなっています。
ティペットの選び方
ティペットは種類が多いので、何を基準に選んだら良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、ティペットの選び方についてご紹介します。
シーンで選ぶ
シーンに応じて選ぶ方法です。寒い季節に暖かさを求めるのであれば、ウールやフェイクファーティペットが適しています。フォーマルな場面ではシルクやエレガントなデザインのティペットが選ばれることが多いです。
好みのスタイルで選ぶ
好みのスタイルで選ぶ方法です。まずは、自分の好みのスタイルを明確にしましょう。カジュアルなスタイルが好きなのか、フォーマルなスタイルが好きなのか、それとも、どちらとも違うスタイルが好きなのかを考えてみましょう。
スタイルが決まったら、それぞれの特徴を確認してみましょう。
・ファー
華やかな印象をプラスしたい人は、ファーがおすすめです。ファー素材のティペットは、高級感と華やかさを兼ね備えているため、普段使いだけでなくフォーマルなシーンやパーティシーンにおすすめです。ボリューム感のあるティペットは、首元を華やかに演出でき、コーディネートに華やかさをプラスすることができます。ファー素材のティペットを取り入れることで、華やかな印象のスタイリングを楽しみましょう。
・ボア
ボア素材とは、パイル編みの一種で、パイル糸をカットして長く毛羽を立たせたものです。
主にアクリルやポリエステルで作られています。アクリルの場合は、軽くて柔らかく、ポリエステルの場合は、耐久性に優れています。また、ウールやカシミヤなどの天然素材で作られたボア素材も存在します。
ボア素材のティペットは、もこもことした風合いが特徴のアイテムです。保温性と防風性に優れているため、冬の寒い日に活躍してくれるでしょう。防寒アイテムとして活躍するだけでなく、ファッションアイテムとしても人気があります。首元に適度なボリュームを出せるので、小顔効果も期待できます。また、アウトドアシーンにもぴったりです。
・ニット
ニット素材のティペットは、カジュアルなシーンやアウトドアシーンなど、さまざまなシーンで着用できます。デニムやスウェットなどのカジュアルなアイテムと相性が良いでしょう。無地やストライプ、チェックなど、さまざまな色や柄があります。自分の好みやコーディネートに合わせて選ぶことをおすすめします。
素材で選ぶ
ティペットは、そのデザインや素材によってさまざまな種類があります。一般的なティペットの種類と特徴には以下が挙げられます。
フェイクファーティペット
フェイクファーは、動物の毛皮を模した合成素材で作られた素材です。動物愛護の観点からも人気があり、多様な色やデザインが提供されています。本物の毛皮と比べて、価格が安く、手入れが簡単なのが特徴です。おしゃれで実用的なアイテムとして、近年人気が高まっています。
フェイクファーティペットの素材には、ポリエステルやアクリル、ポリウレタンなどがあります。
・ポリエステル
ポリエステルは、最も一般的なフェイクファーの素材の1つです。ポリエステルは耐久性があり、毛皮のような外観や感触を再現するために広く使用されます。
・アクリル
アクリルは、ウールに似た質感を持つ合成繊維で、フェイクファーの素材として使われることがあります。軽量で暖かく、リアルファーに近い風合いを持つことが特徴で、ふんわりとした肌触りが魅力的です。
・ポリウレタン
ポリウレタンは、柔軟性や伸縮性に優れた合成素材で、軽くて扱いやすいのが特徴です。弾力性や耐久性に優れた素材で、フェイクファーに用いることで、ふんわりとした肌触りと、型崩れしにくく、丈夫なという特徴があります。また、ポリウレタンは、撥水性にも優れているため、水濡れにも強いというメリットもあるとされています。
・ナイロン
ナイロンは、耐久性や撥水性に優れた素材です。フェイクファーに用いることで毛玉や型崩れしにくく、水濡れにも強いという特徴があります。また、ナイロンは軽量で、扱いやすいというメリットもあるとされています。さらに、本物の毛皮に比べて価格が安く、手入れも簡単で、日常使いに適しているでしょう。
リアルファーティペット
リアルファーは、動物の本物の毛皮を使用して作られたティペットです。自然界で生息する動物の毛を加工して作られており、独特の風合いや温もりが特徴です。一般的な素材には、ミンク、フォックス、ラビットなどがありますが、リアルファーの使用には動物保護や倫理的な考慮が必要とされます。
本物の毛皮ならではの温かさと高級感で、コーディネートのワンポイントとして活躍します。また、アウトドアシーンでは、防寒対策としても重宝します。リアルファーティペットの素材には、ミンク、フォックス、ラビットなどがあります。
・ミンク
ミンクは、最高級の毛皮として知られ、光沢があり、柔らかい肌触りが特徴です。ブラック、ブラウン、ホワイトなど、さまざまな色のティペットが販売されています
・フォックス
フォックスは、華やかな毛並みが特徴で、フォーマルなシーンにもおすすめです。
・ラビット
ラビットは、価格が手頃で、カジュアルなシーンに向いています。
・シルクティペット
シルクティペットは、柔らかく滑らかなシルク素材で作られたティペットです。軽量で上品な印象を与え、フォーマルな装いに適しています。また、肌触りも滑らかで、着心地が良いのが特徴です。
・ウールティペット
ウールティペットは、暖かみのあるウール素材で作られたティペットです。ウールは、保温性に優れ、丈夫なのが特徴です。また、シワになりにくく、手入れが簡単なのも魅力です。そのため、フォーマルなシーンでも、カジュアルなシーンでも、幅広く活躍してくれるでしょう。
・ニットティペット
ニットティペットは、編み地のティペットで、ウールやアクリルなどで作られることが一般的です。寒い季節に暖かさを保ちながら、スタイリッシュなスタイルを作り上げられるでしょう。伸縮性があるため、首元にフィットし、着心地が良いのが特徴です。また、価格が手頃なので、気軽に購入できるのも魅力です。ユニセックスで使えるデザインのものも増えています。
ティペットの留め方で選ぶ
ティペットには複数の留め方があります。毎日使用するものなので、自分が使いやすい留め方で選ぶ方法もあります。
・差し込みタイプ
差し込みタイプのティペットは、首元に差し込むだけで簡単に着用できるアイテムです。結び方を覚える必要がないため、初心者でも気軽に着用できます。首元にボリューム感を与えてくれるため、コーディネートのアクセントになります。締め具合が調整できるため、フィットさせたり、ゆとりを持たせたりなど、その日の気分やコーディネートによって調整できるのも特徴です。また、胸元にティペットの先端が来るため、上半身に視線を向けたい時にも適しているでしょう。
・マグネットタイプ
マグネットタイプのティペットは、首元にマグネットで留めるだけで簡単に着用できます。マグネットで留めるため、ずれにくく、安定感があります。差し込みタイプに比べると短めのものが多いため、コンパクトなティペットを探している方におすすめです。差し込みタイプと比較して、サイズの微調整がしにくいため、サイズをしっかりと確認しましょう。
・リボンタイプ
リボンタイプのティペットは、首元にリボンで結ぶアイテムです。結び方によってさまざまな印象を与えることができるため、コーディネートの幅が広がります。シンプルに結ぶと上品な印象になり、ボリューム感のあるリボンを結ぶと華やかな印象になります。防寒性だけでなく、ファッション性が高いのが特徴です。特にワンピースやコートなどと組み合わせれば、つけ襟のようにもなります。
防寒面で選ぶ
ファッションよりも防寒性を重視する場合は、以下のポイントをチェックしましょう。
防寒性を重視する場合は、裏側にもファーがついているものがおすすめです。ウールやカシミヤなどの天然素材は、化学繊維に比べて保温性が高く、肌触りも良いことが多くなっています。
商品によっては、表はニット、裏はボアなど、異素材で作られたものもあります。肌に当たる面がチクチクして気になる場合は、長時間装着していても不快ではない素材を選ぶことをおすすめします。
サイズで選ぶ
ティペットのサイズも、防寒性に影響します。首元にしっかりフィットするサイズを選ぶことで、隙間から冷気が入るのを防ぐことができます。また、長さがあるものであれば、首周りとデコルテ部分をカバーできます。首周りのサイズによって異なりますが、約90cmを目安にしましょう。
デザイン
ティペットにはさまざまなデザインがあるため、自分の好みによって選びましょう。
・シンプル
シンプルなデザインのティペットは、どんなコーディネートにも合わせやすく、使い勝手が良いのが特徴です。無地や、細かい柄が入ったものがおすすめです。
・柄物
柄物ティペットは、コーディネートのアクセントとして活躍します。大柄や、個性的な柄を選ぶことで、おしゃれな印象を与えることができるでしょう。
・フリルやレースが入ったデザイン
フリルやレースが入ったティペットは、女性らしい印象を与えてくれます。フェミニンなコーディネートによく合うでしょう。さらに、パールやブローチがついたものであれば、さらに華やかさをプラスできます。フォーマルな場での防寒アイテムとしても活躍してくれるでしょう。
・リバーシブル
着用シーンやコーディネートに合わせて身につけたい場合は、リバーシブルデザインがおすすめです。異素材のものや、色が異なるものなどがあります。リバーシブルであれば同じアイテムで複数のコーディネートを試せるのでおすすめです。
お手入れ方法を確認する
ティペットのお手入れ方法は、素材によって異なります。
・ウールやカシミヤなどの天然素材のティペット
汚れやホコリがついたら、ブラッシングで落とします。汚れがひどい場合は、クリーニングに出すのがおすすめです。洗濯機で洗うと縮みや型崩れする可能性があるので、手洗いもしくはドライクリーニングをしましょう。
・合成繊維のティペット
汚れやホコリがついたら、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗濯します。洗濯機で洗っても大丈夫な商品もありますが、手洗いの方がより丁寧に洗うことができるでしょう。洗濯後は、形を整えて陰干しします。
・毛皮のティペット
汚れやホコリがついたら、ブラッシングで落とします。汚れがひどい場合は、専門店にクリーニングを依頼しましょう。洗濯機で洗うと縮みや型崩れする可能性があるので、水洗いは避けた方が良いでしょう。
ティペットは、使用後はしっかりと乾燥させてからしまうようにしましょう。また、保管する際は、湿気や直射日光を避けて、風通しの良い場所に保管してください。具体的なお手入れ方法は、ティペットについているタグの洗濯表示を参考にすることをおすすめします。毎日使う場合は、こまめにブラッシングをして、毛並みを整えましょう。
価格
価格を抑えたい場合は、フェイクファーがおすすめとされています。化学繊維でできているものが多いため、手頃な価格のものが揃っています。数千円程度で購入できるものも多いため、ファーのティペットが気になる方におすすめです。また、リアルファーよりもフェイクファーの方がお手入れが楽なため、毎日気軽に使いたい場合に向いているでしょう。
反対に、肌触りの良さを求める方には、リアルファーなどがおすすめです。保温性が高いため、防寒性にも優れています。ただし、デリケートな素材なので、お手入れも慎重さが求められます。洗濯する場合は、クリーニング店に任せるのがおすすめです。
また、最近では技術の進歩により、フェイクファーでも肌触りが良いものが登場しています。直接チェックできる場合は、肌触りなどが確認すると良いでしょう。
ティペットとマフラー・スヌードなどとの違い
ティペット、マフラー、スヌードは、いずれも寒い季節やファッションアクセントとして用いられるアイテムです。それぞれ異なる特徴や用途を持っているので、以下で詳しく解説します。
ティペット
ティペットは、首から肩にかける装飾的なアクセサリーで、一般的にはフェイクファーやリアルファー、シルク、ウールなどの素材で作られています。寒い季節やフォーマルな場面でコートやドレスに合わせて装着され、装飾的な要素としても機能します。ティペットは、主に首元を飾るためのものであり、両端が広がる形状が特徴的です。
マフラー
マフラーは、寒さから首や顔を保護するために使われる長方形の布で、ウール、アクリル、シルク、綿などの素材が一般的に使われます。マフラーは、通常は首に巻きつけて使用され、寒さや風から保護すると同時に、ファッションアイテムとしても機能します。巻き方や長さ、素材の異なりによって、さまざまなスタイルが楽しめます。
スヌード
スヌードは、円形またはチューブ状の布で、マフラーよりも短く、首にかけるようにして使用します。マフラーよりも装着が簡単で、顔や首を暖かく保つのに適しています。スヌードは、ウール、アクリル、綿、フリースなどの素材で作られ、ファッション性だけでなく、機能性も兼ね備えたアクセサリーとして人気です。
それぞれの詳細な違いは、主に以下の点です。
デザイン・形状
ティペットは両端が広がる形状で首元を飾る目的、マフラーは長方形の布で首を包む目的、スヌードは円形やチューブ状の布で首にかける目的が強いのが特徴です。
用途
ティペットは主に装飾やフォーマルな場面での使用が重視されることが多く、マフラーやスヌードは寒さから身を守る機能性が強調されています。
装着方法
マフラーは自由に巻いたり結んだりすることができるため、着用方法が多様です。一方で、ティペットは肩にかける装着方法が一般的であり、スヌードは頭からかける円形のデザインが特徴的です。
素材
素材は、それぞれのアイテムの目的や用途に合わせて選ばれます。ウールやアクリルはマフラーやスヌードが一般的であり、ティペットはフェイクファーやシルク、リアルファーなどが使われます。
これらの要素によって、ティペット、マフラー、スヌードはそれぞれ異なる特徴と用途を持つ、寒い季節やファッションスタイルに適したアクセサリーとなっています。それぞれに特徴があり、用途や好みに合わせて選ぶことをおすすめします。
おすすめティペット5選
ここでは、おすすめティペットについてご紹介します
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FURLA (フルラ) ファーマフラー 差し込み フェイクレザー ロゴプレートつき ファーティペット
6,600円(税込)
サイズ表記 全長 幅 F 約100cm 約13cm イタリアのブランド『FURLA (フルラ)』のティペットです。柔らかな雰囲気を感じさせるフェイクファーが使われています。片方には端を通すための立体的なギャザーループが設けられています。フェイクレザーの異素材とミックスしており、アクセントを加えられているのが魅力です。リッチ感があり、身につけるだけでコーディネートにワンポイントを加えられるでしょう。
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FURLA (フルラ) フェイクファーマフラー キルティング
6,600円(税込)
サイズ表記 全長 幅 F 約89cm 約15cm ボリュームを感じさせる『FURLA (フルラ)』のマフラーです。単色のシンプルなデザインなので、どんなコーディネートにも合わせやすいでしょう。表面はキルティング加工が施されており、上品さも感じさせます。 ホールに通してさっとセットできるので、アウターの上から気軽に身につけられます。ベーシックなカラー展開なので、ギフトにもおすすめです。
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PAUL&JOE ACCESSOIRES (ポールアンドジョー アクセソワ) 無地ティペット
4,400円(税込)
サイズ表記 全長 幅 F 約64cm 約13cm 『PAUL&JOE ACCESSOIRES (ポールアンドジョー アクセソワ)』艶やかで手触りの良いエコファーティペットです。リボンにはブランドロゴ、裏地にはブランドアイコンのヌネットが散りばめられています。両端をリボンで結んで身につける仕様になっているので、アウターの上からでも気軽に巻くことができます。おしゃれも防寒も両立できるアイテムです。ベーシックなカラー展開なので、シーンを選ばずに着用しやすいでしょう。
商品の詳細情報はこちら -
PAUL&JOE ACCESSOIRES (ポールアンドジョー アクセソワ) 無地ティペット
3,850円(税込)
サイズ表記 全長 幅 F 約85cm 約11cm ふわふわの手触りが魅力的な『PAUL&JOE ACCESSOIRES (ポールアンドジョー アクセソワ)』のティペットです。大きなリボンがセットされたデザインは、いつものコーディネートにアクセントを加えてくれます。アウターの上から巻くだけで、気軽に華やかさをプラスできます。普段使いはもちろん、パーティスタイルなどにもぴったりです。
商品の詳細情報はこちら -
FURLA (フルラ) ファーティペット
5,500円(税込)
サイズ表記 全長 幅 F 約77cm 約10cm リボンのようなかわいらしさのある『FURLA (フルラ)』のフェイクファーティペットです。 端をループに通してセットするだけで、簡単にコーディネートが完成します。カジュアルステイルにも、お出かけスタイルにも合わせやすいデザインなので、長年活躍してくれるでしょう。シンプルな単色デザインなので、ギフトにもおすすめです。
商品の詳細情報はこちら
自分好みのティペットを見つけよう
ファッションのティペットは、首元の印象を大きく左右する重要なアイテムです。素材や色、柄など、自分の好みに合わせて選ぶことで、よりおしゃれなスタイルを楽しむことができます。ぜひ、自分に合ったティペットを見つけて、コーディネートをより華やかにしましょう。